じいじのサーフィンデビュー

じいじのサーフィンデビュー

 
 
 
2019/08/05
 
 

じいじ(お隣さん)は御年64歳。
 
 
先日、酒の席で
 
「サーフィン、一度はやってみたいんだよなー」
 
「今度一緒に行きましょう」

 
なんて話をしていたのだが、どうやら本当に挑戦する気があるらしい。
 
 

64歳という歳で、未知なる世界に
 
「挑戦してみよう」
 
と思える人間が一体どれほどいるだろうか。
 
天晴れだ。
 
 

そして、ある夜
 
「明日の早朝、どうですか?」
 
と聞くと
 
「いいね」
 
と二つ返事で返ってきた。
 
 

朝5:00に出発し、いざお倉ヶ浜へ。(宮崎県日向市)
 
サイズはヒザ~モモ、
 
無風で面は綺麗だ。
 
 

板は9’0のソフトボード。
 
サーフィンデビューにはちょうどいい。
 
僕のタッパを着て、いざ海へ。
 
 
 
サーフィンは難しい。
 
 
僕が知る限り、一番難しい。
 
サッカーより、ピアノより、営業職で月100万稼ぐことより難しい。
 
”出来るようになる”までが、もはや「修行」と言っていいレベルだ。
 
 

当然じいじにとっても、思っていた以上に難しかったようだ。
 
60歳を越えての初挑戦だったら尚更だ。
 
  
波を待つじいじと僕↓

「じいじ・・・ガンバ!」

 
 

「あー悔しい!」
 
「ちくしょう!」

 
 
海は容赦なくじいじの体力を奪っていく。
 
波は老若男女に関わらず、ただ淡々と寄せては返す。
 
結局、この日じいじは思うように乗れず、悔しそうだった。
 
 

でも流石はじいじ。
 
転んでもタダでは起きない。
 
何本か惜しい”意地のライド”もあった。
 
 

「じいじ渾身の一乗り」

 
 

写真が残せただけでも良かった。
 
ばあばも喜んでくれた。
 
令和最初の、夏の思い出である。
 
 

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