暑い夏、アツい祭り
2019/07/31
田舎の祭りはアツい。
「延岡市」の祭りということもあって、人手も半端じゃない。
この風景だけ見ると、過疎化なんて言葉は遠く離れた国の飢餓問題と同じくらい、
対岸の火事に思える程だ。
見渡す限り、国道は人間で埋まっている。
日も暮れかけ、いよいよ”ばんば踊り”が始まる。
今では全国に普及しているばんば踊り。
ここ延岡が発祥の地とのこと。
始まって10分。意外と難しい。
20分。なんだこれ楽しい。
30分。超楽しい。もはや自分が一番綺麗に踊れてるような錯覚に陥る。
40分。酔っ払ったお父さん達の足がふらつき始め、周囲の人とぶつかり始める。
ダメですよー無理しちゃ。
45分。自分もふらつき始める。
いや、俺はまだ若者だ。踊るぞ、そこに音楽が続く限り。
55分。もう無理。
「昨日寝不足だったから仕方ない」と自分に言い訳し、道ばたで休憩。
結局、聞いていた時間より長く続いた”ばんば踊り”は、
1時間で終わった。
みんなフラフラだ。
皆、本当は膝小僧が震え、
ふくらはぎは痙攣し、
焼きトウモロコシを吐き戻しそうなはずなのに、
楽しそうに笑ってるではないか。
恐るべし、延岡市民。
なんていう情熱だ。
”まつりのべおか”に乾杯。