いつになく楽しそうな妻

いつになく楽しそうな妻

 
 

2019/07/23

 
北浦町の市振にある
 
「民宿臨港」
 
ここのマスターには移住当初からよくしていただいている。
 
 

「たくさん貰ったからあげるよ」とサバを頂いたり、
 
魚の捌き方を教えて下さったり、
 
今、私たち夫婦が
 
「北浦町に移住して来て、本当に良かったなぁ」
 
と感じている大きな要素の一つだ。

 
 

つまみ(料理)の味付けも抜群で、海は目の前、新鮮な魚貝、、、
 
言うまでも無く、”人気店”なのだが、その人気の一番の理由は
 
「マスターの人柄」
 
なんじゃないかと僕は思う。
 
我々消費者はサービスを買ってるのではなく、本当は人柄を買ってるのではないだろうか。

 
 

というより、「そうであるべきだ」と思っている。

 
 

コンビニでもスーパーでも飲食店でも、店員と目すら合わせなかった妻が
 
マスターとずーっと喋りながら飲んでいる。

 
 

本来商売というのは
 
「人」と「人」
 
だったはずだが、現代の都市部で育った私たちは
 
「客」対「店」
 
という感覚になっている人が多い気がする。

 
 

全員ではないが。

 
 

店員さんが「お待たせしましたー」と料理を運んで来てくれた時、
 
何のリアクションもせず、黙ってスマホいじってる客もいる。
 
妻も何度注意してもそうだった。

 
 

もしもその店員が友達だったら?
 
部活の先輩だったら?
 
無視しないだろう。

 
 

鴻上尚史の”空気と世間”によれば、この事象は
 
「店員を人間として認識していない」
 
という判断なのだそう。
 
”他人”ですらない。
 
だって”他人”に道で「こんにちは」と面と向かって言われたら、無視しないから。

 
 

客も店員も人間なのだ。
 
お客様は神様ではない。と私は思っている。

 
 

妻がマスターと楽しそうにおしゃべりしている姿を見ていると、
 
改めて私は思う。
 
「北浦町に来て本当に良かった」
 
と。

 
 

今後の日本はどうなって行くのだろう。
 
どこに向かっているのだろう。

 
 

とにかく、臨港が愛されている理由が、よく分かった。

 
 

臨港のHPはこちら↓(海鮮物はもちろん、マスターの中華料理が本当においしい。)

http://rinkou.kenpokucode.com

 
 

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