焦らし
2019/07/22
先日お隣さんの田んぼで、餅米の田植えを手伝わせてもらった。
チビ、いいぞ。
そうやって腰を痛めて汗をかいた分、おいしく食えるもんだ。
一仕事終えた後、お隣さんの粋な計らいで、弁当を頼んでくれていた。
そして、今しかない、というタイミングで弁当屋さん登場。
かっこいい。弁当屋。
登場するなり、弁当屋という名のヒーローが叫ぶ。
「あれー!箸忘れたー!」
おっと、、、これはなんというヘヴィーな焦らしだ。
弁当は目の前、
でも食えない。
耐えきれず、もう手で食おうとしてたら、ジイジが田んぼの脇の竹を切って即席で箸を作り出した。
その手があったか!
恐るべし、北浦男子。
その知恵と機転に感動しつつ、自分のアホさに悲しくなった。
悲しすぎて、逆にあえて手で食おうとしたら止められた。
もうダメだ。
完敗だ。
完敗した悔しさが顔に出ないように、ひとり空に向かって乾杯した。
麦茶だが。
田植え、雑草取り、台風対策、シカやイノシシ対策、収穫、全部やらなきゃね。